睡眠には数えきれないほどのすばらしい効果があります。お肌を美しく保ったり、ホルモンのバランスを整える効果は日本でもわりと知られていますよね。でも、スリムになるためにも睡眠が欠かせないということは知っていましたか?
たとえ理想的な食生活を送り、定期的な運動をしていても、睡眠不足だと体重増加につながるという研究結果が数多く発表されています。睡眠不足になることで、血糖値やインスリン、ストレスホルモンであるコルチゾールの値を高め、食欲を増進させる働きのあるグレリンと呼ばれるホルモンにも影響を及ぼすと言われています。このようなホルモンへの影響が食欲増進につながり、ひいては体重が増えてしまうというのです。
また、睡眠不足の人は十分な睡眠をとっている人に比べ、下記のような傾向があると報告されています。
* 食欲が23%増加(特に甘いものやしょっぱいものへの食欲)
* 1日に約300キロカロリーほど余分に摂取(特にアイスクリームやファストフードなどで!)
* 間食が多く、総摂取カロリーが増加
* 澱粉を多く含む炭水化物やスイーツを摂取(タンパク質や脂肪といった、満腹感を感じやすい食材をあまり食べない傾向)
この結果、体重が増えてしまうのです。
睡眠不足が体重の増加を招く要因は他にもあります。レム睡眠と言われる深い休息状態にある時に、私たちの体内でカロリーが最も多く消費されるのですが、睡眠時間が短ければレム睡眠の時間も当然少なくなるので、体重の増加につながるというわけです。
明日は快眠の秘訣をご紹介します。 今夜はぜひ十分な睡眠をとってステキな夢を見てくださいね。 Sweet Dreams!
Lots of Love, Erica
出典:
Nedeltcheva, A. V., et al., “Sleep curtailment is accompanied by increased intake of calories from snacks,” American Journal of Clinical Nutrition, 2009, Vol. 89(1), pp.126-33.
“Sleep Deprivation Tied to higher Calorie Intake,” Columbia University study, presented at the American Heart Association Scientific Sessions, March 2011.
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