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    発酵食品と高繊維食品、腸内環境の多様性をより高めるのはどっち?

    発酵食品と高繊維食品、腸内環境の多様性をより高めるのはどっち?

    皆さんご存知の通り、健康なマイクロバイオータ(微生物叢)には多様な菌が存在しています。適正な体重をキープし、精神的な健康や生活習慣病から体を守り、美しい肌や免疫システムを最高の状況に保つために大変重要な働きをしています。では、その多様性を高める食品といえば、高繊維食品と高発酵食品どちらだと思いますか?

    米国の権威あるスタンフォード大学で、10週間に渡る研究(出典1)が執り行われたところ、驚きの結果が発表されました。10週間高発酵食品を食したグループは、微生物の多様性が増加、反対に炎症マーカー(炎症細胞/炎症タンパク質)は減少、さらには免疫細胞が増えていたのです。グループの中でも、より多くの発酵食品を食した人ほど、その結果はより顕著に表れていたそうです。逆に高繊維食品グループでは、微生物の多様性は安定(増加も減少もせず)、また炎症マーカーは特記すべき変化は見られず。しかしそれでも繊維食品はマイクロバイオータ(微生物叢)の全体的な機能を高めたり、その他の多くのプラス効果を持つ健康にとって必要な栄養素であることは変わりありません。

    ですので、ぜひ毎日の食事に発酵食品を取り入れることをおすすめいたします。味噌、納豆、ケフィア、ナチュラルヨーグルト、キムチ、漬物、Konbucha(発酵ドリンクの紅茶キノコ)、自家製ピクルスやザワークラウトも美味しいですね。日本食は世界でも指折りの発酵食品の宝庫なのですから、日本の方は食事に取り入れやすいはずですよ!

    Lots of love, Erica

    p.s. 画像は白菜のキムチとカクテキです。私のお気に入りレシピはキムチ入りお味噌汁です!

    出典1:Wastyk HC, Fragiadakis GK, Perelman D, Dahan D, Merrill BD, Yu FB, Topf M, Gonzalez CG, Van Treuren W, Han S, Robinson JL, Elias JE, Sonnenburg ED, Gardner CD, Sonnenburg JL. Gut-microbiota-targeted diets modulate human immune status. Cell. 2021 Aug 5;184(16):4137-4153.e14. doi: 10.1016/j.cell.2021.06.019. Epub 2021 Jul 12. PMID: 34256014.

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