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    美女の食事はレインボーカラー!

    美女の食事はレインボーカラー!

    <エリカのビューティールール: No. 2>

    『美女の食事はレインボーカラー!』

    女性としてもっと魅力的になり、より美しく健康的な素肌が得られ、一層若く見られる食べ物があったとしたら、あなたはそれを食べますか?そして、もしその食べ物が珍しいものでも高価なものでもなく、簡単に手に入るとしたら?きっとそんなスーパーフードがあったとしたら、誰もが食べてみたいと思うことでしょう。

    ところが、その食べ物が野菜や果物だと知ってしまったら、急に魅力的な響きがなくなって、興味が失せてしまう人も多いかもしれません。しかし、それでも、野菜や果物は『内側からのスキンケア』として、私たちが日々使っている化粧水や美容液、ナイトクリームや日焼け止めと同じくらい、またはそれ以上に重要なものなのです。

    野菜や果物を食べるべき理由は無数にあります。特に色鮮やかな野菜や果物はくすんだ肌を甦らせ、しわを防ぎ、紫外線から素肌を守りながら美しい輝きをも与えてくれます。こういった効果についての研究は以前の投稿でもご紹介しましたが、最近の別の研究(出典1)では、色鮮やかな野菜を6週間しっかり摂り続けるだけで、外見的魅力が増したという結果が出ています。この研究によると、大学生が1日に食べる野菜の量を倍(3サービングから6サービング)に増やしただけで、6週間後には肌の色が格段に改善しました。明らかに目に見える結果がたった1ヶ月半で出たのです。(この研究では肌の色を反射分光光度法で測定しています。リンク先は記事最後に掲載。)

    野菜には強力なフィトケミカル(カロテノイドなど)が豊富に含まれています。カロテノイドにはベータカロテン、リコピン、ルテイン、ゼアキサンチンなどがあります。カロテノイドを含む野菜(にんじん、さつまいも、ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、かぼちゃなど)を食べると、カロテノイドが皮膚の外層に沈着し、お肌が美しく、健康的に輝くのです。さらには、自然の日焼け止め効果があり、お肌を紫外線から守ってくれます。(ただ、カロテノイドは脂溶性なので良質な油と一緒に摂ることを忘れなく!)

    他にもフィトケミカルの一つであるポリフェノールも野菜や果物(にんにくやブロッコリー、ハーブ類やベリー類、プラムやプルーンなど)に多く含まれています。ポリフェノールは、血管の弾力性を高めたり、健康的にする効果があるため、皮膚への血液の流れを促進し、お肌の輝きが増します。

    それでは、なぜ人は健康的で輝きのあるお肌が魅力的だと感じるのでしょう?それは、肌の状態は性的な魅力を感じる際の重要な要素で、子孫を残すために、健康的なパートナーかどうかを肌の輝きで本能的に判断しているのです。輝きのある肌は生物学的に健康のバロメーターであり、魅力を感じる大きな要素でもあるのです。これは他の生物でも同じで、例えば鳥の場合、鮮やかな黄色のクチバシ、羽の色が雄の健康な状態を示しています。だから、雌はクチバシや羽がより色鮮やかな雄と交尾することを好むのです。

    野菜や果物を多く食べるべき理由はそれだけではありません。別の研究(出典2)によると、カラフルな野菜や果物を多く食べている人は、あまり食べない人に比べて、肌の抗酸化力が高く、シワも少なく、より若く見られたということです。また、日本人女性を対象にした別の研究(出典3)では、緑やオレンジの野菜を多く(1日に255g)食べたところ、目尻のシワが減ったという結果も出ています。

    ただ残念ながら、サプリでは同じ効果は得られません。決して近道はなく、これらのフィトケミカルは野菜や果物に含まれる他の栄養素と一緒に摂ることで相乗効果が発揮されます。ついついプチトマトだけ、キャベツだけ、バナナだけなどといった一種類だけの偏った摂取方法に陥りがちですが、できるだけ多くの種類、できるだけ多くの色(緑、赤、黄、オレンジ、白、青、紫)、そしてできる限り旬の野菜をたくさん摂るように心がけましょう。私はできるだけ多くの色と種類の野菜をお味噌汁に入れたり、まだ寒い日が続いているのでカラフルな野菜たっぷりのお鍋を作ったりしています。デザートやおやつにはカラフルなフルーツの盛り合わせがおすすめです。

    美と健康、そしてアンチエイジングのために、カラフルな野菜や果物を食べて『内側からのスキンケア』を実践しましょう!

    Lots of Love, Erica

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    (出典1) Whitehead, R.D., et al, “You Are What You Eat: Within-Subject Increases in Fruit and Vegetable Consumption Confer Beneficial Skin-Color Changes,” 2012 PLoS ONE vol. 7, no. 3, e32988. doi:10.1371/journal.pone.0032988

    (出典2) Berlin Charite hospital, The Dermatologist, 2006

    (出典3)Nagata, C. et al, “Association of dietary fat, vegetables and antioxidant micronutrients with skin ageing in Japanese women,” British Journal of Nutrition, May 2010 vol. 103, no. 10, p. 1493-8.

    (反射分光光度法) http://www.centrorestaurovenaria.it/en/products-e-services/scientific-analysis/reflectance-spectrophotometry

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