2005年にオーストラリアで出版された私の初の著書 “Gorgeous Skin in 30 Days”。この本を執筆しようと思ったきっかけの一つが、2001年に発表された『食べ物こそがアンチエイジングの最強の武器である』ということを証明した研究結果(出典1)でした。
この研究によると、世界各地の人々を対象に調査を行ったところ、肌質、太陽への露出頻度などが違っていても、特定の食べ物がシワになるスピードを加速させたり、逆に遅らせたりすることが出来るということです。その食品例をリストアップするので、若々しいお肌をキープするため、そしてアンチエイジングのためにも、ぜひ日々の食事にたくさん取り入れてみてください。
「シワができにくい食品」
野菜(特にほうれんそうなどの濃い緑色の葉野菜、アスパラガス、玉ねぎ、にんにく)
果物(特にプルーン、チェリー、りんご)
一価不飽和脂肪酸(アボカド、アボカドオイル、ナッツ類、マカデミアナッツオイル、オリーブ、オリーブオイル)
魚類(脂ののったイワシなど)
オリーブ、オリーブオイル
全粒穀物
ナッツ、豆類
卵
低脂肪牛乳、ヨーグルト
お茶、お水
「シワができやすい食品」
砂糖
じゃがいも
飽和脂肪酸(赤身肉などの動物性食品、バター、アイスクリーム、チーズなど)
肉類(特に脂の多い加工肉)
マーガリン、バター
ケーキ、菓子パン、デザート、クッキー
全脂肪乳製品 (アイスクリームなど)
炭酸飲料、スポーツドリンク、砂糖入りジュース
もちろん、食生活の他にも睡眠やストレス、紫外線、乾燥、喫煙など、肌に影響を与える要因はたくさんありますので、「シワができにくい食品」だけを食べてさえいれば絶対にシワができないというわけではないですし、「シワができやすい食品」を少しでも食べたらすぐにシワが増えるというわけでもありません。しかし、このリストを頭の片隅にインプットしておけば、賢く選ぶことができますよね。
そもそも、アンチエイジングとは肌の表面からではなく、細胞レベルからスタートするものです。栄養たっぷりの食生活と健康的でバランスのとれたライフスタイルで、からだの中から外側へ働きかければ、その結果は想像以上に長続きして、絶大な効果を発揮してくれます。
今日ご紹介した食品はあくまでも一例なので、その他の最新の研究結果についても追って発信していきます。
Lots of Love, Erica
(出典1) Wahlqvist, Mark, et al., 2001, ‘Skin wrinkling: can food make a difference?’, Journal of the American College of Nutrition, vol. 20, no. 1, pp. 71–80
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