どんなときにでも、ポジティブ思考で前向きでいたい。悲観的でいるよりも楽天的に、明るい気持ちでいたい、、、そうは願っても現実はなかなか難しいものです。こちらのFacebookでも何度かお話させていただいていますし、既にご存知の方もいらっしゃる と思いますが、私たちの脳(思考)というのは、よりネガティブなシナリオに惹かれるという性質を持っています。ですので、特に現在のような世界的な新型コロナウイルスの流行で先行きが見えない状況下で、どうしてもネガティブ思考に陥ってしまうのは仕方のないことだと思います。そこで本日は、そんなネガティブ脳(思考)をポジティブ脳(思考)に変える方法とその素晴らしい効果についてご紹介したいと思います。
「ネガティブ脳(思考)からポジティブ脳(思考)に変える方法」
その1。感謝の気持ち(どんな些細なことでもOK)やアファメーション(自分に対して肯定的な内容の語りかけ)をノートに書き留めてみましょう。一定の時間と継続が必要ですが、その効果は証明されています。
その2。「笑顔」です。至って簡単でシンプル、なにより今すぐにできて、しかも即効でその効果を得ることができます。たとえその「笑顔」が心からのものでなく、「作り笑顔」でも問題ありません。
最近の研究(出典1)によると、本当は笑顔になるような気持ちでない時も、顔の筋肉を動かして笑顔を作るだけで、「気持ち」がポジティブに向くということが判明しました。
ちなみに、被験者の「笑顔」は、ペンを咥えてもらい、顔面の筋肉を動かし「笑顔」を再現したのだそうです。
筋肉は脳につながっています。しかしその「笑顔」の筋肉の動きが心からのものなのか、それとも上部だけのものなのかという区別までは脳は関与しないのです。
口角を上げることで感情をコントロールする脳の扁桃体が刺激され、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質(脳内科学物質)が放出され、気分を向上させます。
ドーパミンは幸福感を高め、セロトニンはその放出によってストレスの軽減を促すといわれています。
すると免疫システムが高まり、血圧も安定したりと相乗効果を得ることができるのです。もちろん気持ちは明るくなり、結果的に健康長寿にもつながっていきます。
自分の置かれている周りの環境をコントロールすることは難しくても、自分自身の内なる感情をコントロールすることは可能です。
前向きな気持ちになれば、自分の置かれた環境に対しても前向きな視点を持てるようになるでしょう。
あなたの感情はあなただけに影響を与えるのではなく、あなたの周りにいる人にも影響を与えます。「あくび」と同じように、「笑顔」も伝染するものなのです。
もしもブルーな気持ちになったり、落ち込んだり、ネガティブな気分に陥ったときには、強制的に「笑顔」を作ってから1日をスタートしてほしいと思います。朝の日課として、目を覚ました直後には、スマートフォンに手を伸ばす前に、まずは笑顔を作ってみましょう。もしそれに加えて感謝やアフォメーションができるようなら一緒に!
パワフルに脳に働きかけ、その効き目を即効で実感できるはずです。
どうぞハッピーで素敵な1日を過ごしてください!
Lots of Love, Erica
出典1:Marmolejo-Ramos, F., Murata, A., Sasaki, K., Yamada, Y., Ikeda, A., Hinojosa, J. A., … Ospina, R. (2020, February 4). Your face and moves seem happier when I smile. Facial action influences the perception of emotional faces and biological motion stimuli. https://doi.org/10.31234/osf.io/4uvdq/
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