エリカがプレゼンターを務めるNHK WORLDの番組、「Medical Frontiers」。日本の最新医療から生活に渡るトピックを毎回掘り下げる番組です。放送開始から7年、今年度で8年目になりました。131回目となる今回は、「膝の再生医療最前線」(Cutting-Edge Regenerative Medicine for the Knees)です。
ある調査によれば、膝の疾患に悩む人は、2020年時点で全世界の20歳以上の約8760万人に上るといわれています。
世界的にも増えているとされる「変形性膝関節疾患」は、半月板や軟骨がすり減り、痛みで歩行困難になることもあり、人工関節手術を行う場合も少なくありません。東京医科歯科大学の関矢一郎教授は、半月板を縫い合わせた上で、患者自身の幹細胞を移植し再生する臨床研究を世界で初めて実施したところ、治験に参加した5人全員の症状が改善しました。
また、スポーツによる膝のケガで最も多い「靭帯損傷」は、患者自身の健全な腱をとってきて移植するのが標準治療ですが、数年後に再断裂するなど患者の負担が大きいことがネックとされています。早稲田大学の岩崎清隆教授は、世界で初めて牛の腱に特殊な加工をすることで、拒絶反応が出ない人工靭帯を作ることに成功。来年末の治験開始を目指しています。最新研究をレポートします。
普段の生活に取り入れられるヒントをお伝えするTIPSのコーナーでは、関節周囲の柔軟性を高め、筋肉をつけるストレッチをご紹介します。
OA日時:
<NHK WORLD>
9月19日(月)23:30-0:00
9月20日(火)5:30-6:00、12:30-13:00、18:30-19:00
9月24日(土)4:00-4:30
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Erica’sスタッフ
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